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牙と狼

牙狼 ( 鋼牙版 ) にドハマリした気持ちを二次小説で表現しています。

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牙狼 ( 冴島鋼牙 版 ) にドハマリして いる気持ちを、二次小説で表現して います。

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■■■二次的創作妄想小説…誓い ~ 帰還への日々 ~ 1

さてさて、ようやく…とでも申しましょうか。
“ 花 ” において鋼牙とカオルが、
異空間に飛ばされた後の話を書く事としました!!

他のサイトの皆様も、色々なお話を書かれていて、
それに刺激された…という事もあるのですが、
“ 公式サマ ” でなかなか鋼牙がカオルを発見出来ず、
今も異空間を彷徨っている姿を観たら ( 烈伝において )、
やっぱりどうにかしたい…! という想いが強くなり、
「 よっしゃー!! 」 とばかりに執筆を決意致しました。
( 新作ネタに尽きた…とかは、秘密ですよ!? )

そこで、一つご注意が…。
“ ジャック ” の話で鋼牙とカオルが夫婦なのは、
しおしお 様宅の二人を拝借して…という事だったのですが、
( この設定をお忘れの方は、改めてご注意を… )
今回のこの話は、当ブログの二人が結婚している設定です。
( 結婚エピソードは素っ飛ばしてますが、“ 花 ” の後を書くなら、
致し方ない状況です… )
勿論、雷牙も生まれてます。

ただ “ あくまで当ブログ ” の二人の話…なので、
公式サマと違う点が出てきたりする事もあります。
その辺りは、さらりとスルーして下さいませね…。

では、カオルが異空間に連れ去られた直後…から、
話を始めたいと思います。

ではでは…↓ ↓ ↓
* * *
~本作に関しては 「 当ブログの注意事項 」 をご一読下さい~

そして鋼牙は乱暴にリビングの扉を開いて入室すると、着ていた魔法衣を荒々しく
脱ぎ去り、ソファーに叩き付ける様にして投げ捨てていた。
「 落ち着け、鋼牙!! 」
そんな鋼牙に、ザルバが叱責にも似た声を上げる。
「 俺の目の前でカオルが連れ去られたんだぞ、これが落ち着いていられるかッ!! 」
言うと共に鋼牙は、テーブルにばんッ!と両の手を叩きつけていた。
    のど
それは喉かな、親子の時間を過ごしている時の事だった。カオルが幼い雷牙の手を
引き庭を歩いていた時の事、突如としてごうごう…という音と共に空がうねり、
黒々とした雲の渦が出現したかと思うと、そこに邪悪な口が開き、凄まじい勢いで
カオルの身を吸い込んでしまっていたのだ。
カオルは吸い込まれながら、共に居た鋼牙に向け必死に助けを求めていた。だが
あっという間の出来事で鋼牙には成す術が無く、ただその姿を見つめる事しか
出来ずにいた。その事もまた鋼牙は己に対し、腹立たしい思いになるのだった。
                 しわざ
「 ザルバ、あれはホラーの仕業か 」
テーブルに叩き付けた手を、渾身の力を込めて握りながらザルバへ問う鋼牙。
「 さぁな…。だがあんな事が出来るのは、ホラーとしか考えられないだろう 」
「 では…、狙いはカオルか? 」
「 ふむ、そいつは何とも… 」
「 …………… 」
冷静に返すザルバに、鋼牙は唇を噛み締め声を失った。カオルは市井の身の上で
ありながら、黄金騎士の妻そして次代の黄金騎士となるやもしれぬ者の母となった。
ホラーからしてみれば厄介な存在で、機会さえあれば闇に葬ってしまいたいと
狙われていても、不思議ではないのだ。すべ
カオルは、法師ではない。己の身を守る術は、持ち得ていない。だからこそ結婚以前
よりも、カオルの警護には気を配っていたつもりだったのだが、まさか自身の屋敷で、
しかも目の前でカオルを連れ去られてしまうとは、思ってもみなかった。無論それは、
言い訳にもならないだろうが…。
「 く…ッ! 」
カオルを己の目の前で連れ去られ、守り切れなかった…というあまりの悔しさに、
鋼牙は小さく呻き声を漏らしていた。と、その時だった―――。
「 お父さぁん… 」                                      
蚊の鳴く様な弱々しい声が、鋼牙の背後から聞こえていた。鋼牙がはっと息を呑んで
振り返ったそこには、力無く父を見上げる雷牙の姿があった。ただその大きな瞳は
既に涙で潤み、すっかり怯え切った表情になっていた。
だが、それも無理はない。鋼牙は今まで、屋敷ではとても穏やかに過ごす姿しか、
雷牙に見せてはいなかった。鋼牙にとってカオルや雷牙と共に住むこの屋敷は、
安らぎの場であり大切な慈愛に満ちた場…だったのだ。鋼牙はこの穏やかな場を
守りたい…という想いで、日々を過ごしていた。だがそんな鋼牙が “ 事件 ” を機に、
豹変とも言える姿になった。ただでさえ目の前で母が空に吸い込まれて行く…という
異様な光景を目の当たりにした上に、それを共に目にした父が声を荒らげ、乱雑な
言動をしたのだ。幼い子が怯えても、仕方のない状況だった。
「 ご…ごめん、なさ…い、僕が…、僕がお母さんの手を…離した、から…、だから…
お母さんは…、お空に吸い込まれて…しまった、んで…しょ? 」
言いながら悲しさが強くなったのか、ついにぽろぽろ…と涙が溢れ、雷牙はしゃくり
上げる様にして泣き始めてしまっていた。
カオルと雷牙は直前まで、仲睦まじく手を繋ぎ歩いていたのだ。雷牙が己さえ手を
離さねば…と考えるのも、無理からぬ事であった。
「 ……雷牙 」
異常事態に小さな心が張り裂けそうになっている我が子の姿を見、鋼牙はその心も
                                             ひざまず
救えなかった事に、再び強い後悔の念を感じていた。次いで雷牙の前へ、跪く鋼牙。
「 大きな声を出して、済まなかった… 」
言いながら両の手で、雷牙の濡れた頬を拭う。
「 ただ雷牙、お前のせいでカオルが…母さんが、空の中へ消えた訳じゃない 」
「 で…でもッ、でも…ッ! 」                        とが
ひゃくっひゃくっ…としゃくり上げながら、だがそれでも雷牙は己の咎を問い続けた。
「 …母さんの事は、必ず俺が何とかする。だからもうこれ以上、気に病むな 」
そう鋼牙が優しく告げるが、雷牙の瞳から溢れ続ける雫を止める事は、容易では
なかった。そして―――。
「 ゴンザ 」             たたず
今までリビングの入り口で静かに佇んでいたゴンザに、鋼牙は声を掛けた。
「 はい…! 」
「 雷牙を寝かし付けてくれ… 」
「 …かしこまりました 」
言って雷牙をゴンザに託すと、鋼牙はやおら立ち上がっていた。そんな鋼牙の姿を、
雷牙はゴンザに連れて行かれながら、幾度も幾度も振り返って見ていた。
すると一人になった鋼牙は、やけに静かなリビングの違和感に小さな溜息をつき、
だが気を改める様にして、拳に力を込めていた。次いで―――。
「 ザルバ、シルヴァと繋いでくれ。零に話がある… 」

― 続 ―




ふひぃ~、ついに始めてしまいました、“ 花 ” のアノ事件の後を…。
でも暫くは “ 花 ” の中で描かれなかった “ 隙間 ” を、
こういう会話や出来事があったのではないだろうか…という、
妄想補完部分をお届けする予定でございます。
と言うか、妄想補完しないと先に進めない…というのが、
正直なトコでしょうか。
そしてタイトルの “ 誓い ” は、鋼牙って色んな人に誓ってるよね…という、
発想を思い付いた事からでした。
カオルには 「 必ず守る 」 、雷牙にも 「 必ず母さんを連れ戻す 」、
きっと他の人達にも色んな事を誓って、異空間へ飛び込んだでしょう。
その誓いを守るべく必死な話…なので、このタイトルになりました。
さて一話目…。
鋼牙は屋敷に居るのに、何故か魔法衣を着てたよなぁ~とか、
カオルと雷牙は手を繋いでたよなぁ~等々、
カオルが異空間に吸い込まれる直前の事を、
うろ覚えの記憶を呼び起こしながら書いてみました。
( ただ夜遅い状況にしたのは、違ってたかもしれません。
次の話に影響が出る為、雷牙を寝かし付けたかったので… )
    おっと
…父で良人な鋼牙、如何だったでしょう??
次回もシリアス調が続きますが、是非とも覗きに来て下さいませね!
では、また…
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テーマ:二次創作:小説
ジャンル:小説・文学

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