牙と狼

牙狼 ( 鋼牙版 ) にドハマリした気持ちを二次小説で表現しています。

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牙狼 ( 冴島鋼牙 版 ) にドハマリして いる気持ちを、二次小説で表現して います。

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■■■二次的創作妄想小説…“ 願い ” という名の思惑 5

~本作に関しては 「 当ブログの注意事項 」 をご一読下さい~

重い気持ちになったレオが、ずっとぴょこぴょこ小さく飛び跳ねて回りながら、鋼牙が
出て来るのを待っているカオルの姿を見ていた、その時だった。
かちゃ…と微かな音と共に扉が開き、鋼牙が静かにその身を現したのだ。すると―。
「 鋼牙!! 」
途端に気付いたカオルが、鋼牙へ飛び付く様にしてしがみ付いてゆく。だがカオルは
リビングに居る…と思っていた心の隙ゆえか、鋼牙は再び回避しきれず廊下の壁へ
後頭部を痛打してしまっていたのだ。
二度も同じ失態を繰り返した事に、渋い表情を滲ませながら後頭部を撫でた鋼牙は、
それでも嬉しそうなカオルを見、僅かに溜息を漏らすにとどまっていた。そして元の
状態 になった二人は、ずっと事態を見守っていたレオの前へと戻って来ていた。と、
その直後―――。
「 こ、鋼牙様…! 」
ゴンザが三人の元へ駆け寄って来ると、トレイに乗せた指令書を、何とも申し訳
なさげに差し出してきたのだ。
「 おいおい、こんな時に指令とは…。んまぁ元老院に、こっちの都合なんざ関係ない
だろうが…な 」
溜息交じりにザルバが呟くのを聞きながら、鋼牙がそれを手に取る。
「 指令、出たの? 」
するとカオルが大きな瞳を赤い封筒に向け、訊いてきていた。ただ―――。
「 …ああ 」
そう答えた鋼牙だったが、その内心は胸騒ぎを覚えるものだった。何故なら―――。
「 私も行く!! 」
少女の様に瞳を輝かせ、満面の笑みで喜々として宣言してきたからだ。きっと
こうしてカオルが同行を申し出るだろうと、鋼牙は判っていたのだ。無論それを聞いた
レオとゴンザが、がくり…と肩を落とす。
「 レオ… 」
予想した通りのカオルの反応に、鋼牙が重苦しい声でレオを呼ぶ。
「 カオルを術で眠らせてくれ 」
「 えー、やだやだッ!! 」
鋼牙がレオへ願い出た内容を聞くと、カオルは激しく首を振り、鋼牙へしがみ付く
腕に更に力を込めていた。そんな二人に、レオがおろおろと困惑する。
「 こ、鋼牙さん… 」
「 …仕方がない。頼む、レオ 」
「 やだやだやだーッ!!! 」
だが戸惑うレオだったが、大仰に抵抗して本当にホラー狩りへ同行しようとしている
カオルの様子を見るにつけ、そんな悠長な状況ではないのだと覚悟を決めるより
他ならなくなっていた。そして―――。
「 わかりました… 」
意を決し、魔法衣の懐から魔導筆を取り出すレオ。
「 …はッ!! 」
次いで筆先で円を描き、仄かに光った魔導筆の先端を、カオルへ向けていた。その
直後、カオルはふぅ…っと瞼を閉じ、全身から力が抜けてぐにゃり…と崩れ落ちて
ゆきそうになっていた。無論その寸でで、鋼牙がしっかと抱きとめる。
「 …鋼牙さん、カオルさんはただでさえ術が掛けられています。そこへ重ねて術を
掛けたのですから、カオルさんの体の負担は相当なものです。だから… 」
「 解っている。早く戻る… 」  かか
言って鋼牙はカオルを横抱きに抱えると、二階のカオルの自室と化している客室へと
運んで行った。

― 続 ―




鋼牙、まさかの二度目の後頭部痛打…。
ま、それはさておき ( 笑 )
確かちょっと前に、この状態の鋼牙に指令が出たら、
一体どうなるのか…という事を書いたと思うのですが、
今回の話がまさにその “ もしも ” という内容でした。
でカオル、予想通りのホラー狩り同行志願!!
鋼牙と少しも離れる事が嫌! となったカオルなら、
ホラー狩りにだって同行したい! と言い出すでしょうし、
そうなったら、レオくんに術を掛けて眠らせるしか、
方法は無いのかな…と。
さてさて、ようやくカオルから解放され、ホラー狩りへ出た鋼牙。
でも根本的には、何も解決していません。
レオくんの、術の解析が待たれる所…です。
次回はどんな風に、鋼牙が困るのか…!!( 困る事は確定 : 笑 )
ではまた、次回の Up を是非ともお待ち下さいませね
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テーマ:二次創作:小説
ジャンル:小説・文学

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